介護の夜勤って大変?

介護士の夜勤はつらそうと考える方も多いですが、働きやすいと考える職員や、手当が出るので嬉しいと考える職員もいるようです。夜勤について詳しく見てみましょう。

もくじ

介護士の夜勤はつらい?

介護職の夜勤は大変とか、つらいというイメージがある人は少ないかもしれません。忙しそうというイメージがあるのは、スタッフの人数が日中に比べて圧倒的に少なくなるからではないかと考えられます。

施設によっても異なりますが、たとえば、従来型は利用者25名に対して介護/看護スタッフが1名以上、ユニット型は2ユニットを介護/看護スタッフが1名以上、グループホームでは利用者9名に対して介護/看護スタッフが1名以上というような配置人数になっています。

実際に夜勤における介護の仕事内容を見てみましょう。

夜勤の仕事内容とは

介護士の夜勤の主な仕事は、就寝の確認やトイレ・口腔内のケア・着替えなどの手助け、確認のための巡回、雑務、起床の手助けとなります。 利用者の方が就寝するまでの手助けをし、消灯時間になったら巡回をしながら確認。その間も、オムツやトイレなどに関して、利用者の要望を聞く形です。

レクリエーションや入浴の補助はないので、日中に比べると比較的細かい作業が多いと言えます。

夜勤の職員が複数いる場合は、仮眠ができる場合がほとんど。朝の起床時間になったら着替えや食事の準備をしつつ、日勤の職員が出勤してきたら、引き継ぎをして夜勤終了となります。

平均的な夜勤の回数

一人の介護士が夜勤に入る回数は、平均すると1月あたり4~5回。施設の種類による夜勤の平均回数を確認してみましょう。

  • 特養 :4.2回
  • 老健:4.5回
  • グループホーム:4.5回
  • 小規模多機能:3.9回

施設によってやや夜勤の回数が異なるものの、概ね統計上の誤差の範囲の程度。夜勤を必要とする施設で働けば、どの施設であっても月に4~5回ほどの夜勤が入ると考えましょう。なお、夜勤の上限回数には法令上のルールが存在しないため、中には、夜勤専属を希望して月に10回ほど勤務している介護士もいます。

2交代制または3交代制が多い

2交代制とは、1日を2つの時間帯に分けてシフトを組む方式のこと。3交代制とは、1日を3つの時間帯に分けてシフトを組む方式のことを指します。

2交代制における時間帯の分け方の例

  • 日勤:9:00~17:00(8時間勤務)
  • 夜勤:17:00~9:00(16時間勤務)

3交代制における時間帯の分け方の例

  • 早番:6:00~14:00(7時間勤務)
  • 遅番:14:00~22:00(7時間勤務)
  • 夜勤:22:00~6:00(7時間勤務)

なお、2016年に行なわれた調査によると、夜勤を必要とする施設のうち約88.6%が2交代制を採用、約4.5%が3交代制を採用しています。2交代制を採用する施設が圧倒的に多い、ということです。

夜勤中の休憩や仮眠

2交代制における夜勤の平均休憩時間は約2時間、3交代制における夜勤の平均休憩時間は約1時間となります。

また、特養や老健など、夜勤の作業のボリュームが多い施設においては、夜勤の方のための仮眠室が用意されていることが一般的。中には、夜勤の際に役職者が常駐し、介護士が十分に休息できるよう配慮している施設もあります。

夜勤で働く人の声

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夜勤専門で働いています。以前はグループホームで日勤専門だったのですが、夜勤のほうがレクレーションなどもないので、私にはやりやすいですね。夜勤手当も出るので、お給料にも満足。自分に合った働き方だと思っています。

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もう夜勤専門を卒業します。先日、ある利用者さんから『夜しか来ないあんたに、私の何が分かるんだ!』と言われてしまいました。また、スタッフの間でも『どうせ、あなたは夜勤専門だから』という目で見られます。精神的につらい日々でした。

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最初の頃は、昼間の利用者の状態が分からないという不安がありました。でも夜勤の仕事に慣れるまで職員の方が指導してくださったので、問題なく一人夜勤ができるようになりましたよ。そんな施設も少なくないと思います。

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特養で夜勤をしています。夜勤専門になってから3ヶ月経ちますが、私の勤務している施設が良いからなのか、さほど仕事は苦ではありません。日勤の頃に比べれば、むしろ楽になった気がします。給与も日勤よりいいですよ。

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何年か日勤で働いていたのですが、スタッフ同士の人間関係が大変で、精神的に参っていました。そうとは言え、介護の仕事を辞めるつもりはなかったので、思い切って夜勤専門に転身。人間関係の問題もほぼ解消し、理想のサービスを提供できるようになっています。

夜勤のメリットとデメリット

メリットは?

夜勤手当が出る

夜勤の最大のメリットは、夜勤手当が出ることでしょう。夜勤に入った分だけ給与がアップすることは、仕事のやりがいにもつながります。夜勤1回あたりの給与の一例を見てみましょう。

【条件】

  • 時給:1,000円
  • 夜勤手当:5,000円
  • 勤務時間:16時間

【計算】

  • 時給1,000円×9時間=9,000円(通常勤務分)…A
  • 時給1,250円×7時間=8,750円(深夜割増勤務分)…B
  • 5,000円(夜勤手当)…C
  • 夜勤1回あたりの給与:A+B+C=22,750円

夜勤明けを賢く使える

夜勤専属の場合の勤務サイクルは、「夜勤→夜勤明け→翌日休み」が基本。このうち「夜勤明け」を賢く使うことで、プライベートの時間を充実させることができるでしょう。

あまり無理するのは良くありませんが、その一方で、夜勤明けは意外に元気な方も少なくありません。明けの半日程度を賢く使うことで、充実したプライベートライフを送ることもできるでしょう。

デメリットは?

デメリットは、生活リズムの乱れや、利用者に緊急のトラブルが起きた場合の対応が大変と言う点です。夜勤になれていないと、肉体的にも負担がかかりやすくなるので注意。苦手意識を持っていても、やってみると意外と働きやすいと感じることもあるかもしれません。

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元気村グループ(翔裕園)の夜勤の考え方

サイト監修社会福祉法人
元気村グループ(翔裕園)
夜勤の業務負荷を軽減できるように
神成裕介
神成裕介
(理事長)

夜勤の考え方は人それぞれです。夜勤は思ったより楽とおっしゃる方もいらっしゃいますし、給与が高くなる夜勤をご希望される方も少なくありません。
とくに夜勤は少人数での介護が必要となりますが、弊社ではICT機器を導入しご利用者様が起き上がったり、呼吸に異常が見られたら通知がくる見守りの最新のセンサーを導入することで、業務負荷を軽減できるよう努めております。 元気村グループ(翔裕園)について
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