グループホーム
このサイトは 「元気村グループ」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
このページでは、認知症高齢者の共同生活をサポートするグループホームの仕事内容や1日の流れなどを紹介します。
グループホームの仕事内容
グループホームの仕事内容について、一般職と役職者とに分けて紹介します。
グループホームの一般職の場合
認知症高齢者同士が共同生活するためのサポートが主な業務。特養に見られる必須作業的なサービスよりも、食事や入浴など日常生活をマンツーマンでサポートするのが役割です。
家庭的雰囲気の職場なので、家族の一員として入居者と接することになります。
グループホームの役職者の場合
グループホームでの実務経験3年以上、かつ認知症対応型サービス事業管理者研修受講を条件として、ホーム長にステップアップすることもできます。事業所によってはケアマネージャーや常勤管理者と兼務するケースもあります。
グループホームの
1日のタイムスケジュール
グループホームの業務について、1日の代表的なパターンは以下のようになります。
※事業所によって始業・終業時間が異なりますので、参考程度にご覧ください。
7:00 | 個々に応じて起床を促し、各人のバイタルチェックをします。着替えや洗面などを介助することもあります。その後、朝食は準備段階から入居者と協力して準備し、体調確認なども行います。 |
---|---|
9:00 | 居室や共用部分の清掃、及び洗濯をします。これらも入居者とスタッフが共同で行います。作業を終えたら軽い運動やゲーム、歌や音読などのレクリエーションで身体機能や脳の活性化を図ります。 |
11:00 | 昼食の準備、食事、そして後片付けをします。 |
13:00 | 入浴はできるだけ入居者の自立を尊重しつつ、必要なサポートをします。 |
15:00 | 入居者が散歩や外出をするケースもあり、おやつづくりを共同で楽しむこともあります。洗濯物を取り込むといった家事や、日常生活に必要な動作のためのリハビリを行うこともあります。 |
16:00 | 夕食の準備、食事、そして後片付けをし、夜勤担当の方に引き継いで業務終了です。 |
グループホームは
どんな人が向いている?
グループホームに向いている人とは?2,000人超の職員を抱える社会福祉法人元気村グループの理事長・神成裕介氏に聞いてみました。
元気村グループ(翔裕園)
(理事長)
忍耐力や柔軟性が必要になってくるので、介護現場で一定の経験を積まれた方が向いていると思います。他の施設形態に比べ、介護士が想定しないことがとくに起きやすい職場。思い通りにいかないことも多く発生すると思います。そういったことは介護に関わらずさまざまな業界業種でもあると思いますが、そうした現場を楽しめる方ですと良いかなと思います。
元気村グループ(翔裕園)について
詳細情報はこちら>
グループホームの概要
グループホームは、認知症患者の共同生活をサポートする施設。介護者は、1ユニット5~9名の体制で日常のケアを行います。
入所者は全員認知症を患っているものの、基本、身体機能に大きな問題はありません。よって介護職の仕事は、身体的な介護よりも安全確保や生活サポートが中心となります。
加えて、レクレーションを行ったり家事を補助したりなどし、入所者の認知症の進行の抑制を目指すことも介護職の役割となります。 入所者の居室は個室。共同生活の場となるリビングには、テレビやソファ、和室などが設置されるなど、全体的にアットホームな雰囲気の施設です。
業務面での特徴
グループホームの入所者は、認知症が原因で自立生活をできない方が中心。身体的には健康な人も少なくないことから、特養などに見られるオムツ交換・入浴等の流れ作業は少なめです。
また、介護職の人員手配が手厚いため、一人ひとりに十分なケアができることも特徴。入所者が希望すれば、職員と一緒に買い物に行ったり園芸を行ったり、料理をしたりなど、さまざまな形で入所者と接することができます。
入所者と一緒に昼食を取る時間を「休憩時間」としているグループホームもありますが、全体的にアットホームな雰囲気なので、「休憩がない」というストレスは感じにくいでしょう。 なお、他の多くの入所施設と同様、グループホームでも一定の頻度で夜勤があります。
給与・福利厚生
グループホームの常勤介護者の平均給与は、概ね18万円前後。他のタイプの介護施設と大きな違いはありません。
ただし特養とは異なり、経営母体には「法人格を有する」という条件以外に制限はありません。よって、自治体や社会福祉法人が運営するグループホームであれば福利厚生が充実していますが、民間企業が運営するグループホームについては、施設によって福利厚生の状況に差があることが現状です。
キャリアパス
身体介護が最小限で済む入所者も多いため、未経験からでもスタートしやすい施設と考えて良いでしょう。
経験年数に応じ、認知症ケアの専門家へと成長していきます。よって、認知症患者の介護でキャリアアップを図りたい方には、とても向いている施設と言えます。