未経験でも可能?

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もくじ

介護の仕事は未経験でもできるのかどうか、調べました。

介護の仕事は未経験でもできる?

基本的に、介護職は未経験でも就職可能です。とはいえ、介護福祉士などの資格を持っていた方が求人募集では有利になりますし、現場においても資格の有無で仕事の対応領域が変わってきます。

高齢者が増えつづけている今の日本では、やる気や情熱さえ持っていれば、資格がなくても雇ってくれる施設は少なくありません。資格自体は、就職してから取得することも十分可能です。

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介護の資格が必要な仕事領域とは?

介護士の仕事は、資格がないとできないということはありません。 ただし、資格を持っていると利用者さんのことをより深く知り適切なサポートをすることができます。スキルアップのうえで、必須の資格です。

要介護の方に接するような場合は、やはり基礎的な知識などを含めて資格があった方が双方にとって安心感がわきますし、無難です。

介護の資格を取る
メリットとは?

介護職の人材育成について

介護士を雇う多くの施設では、教育や研修計画を実施しているところが多いです。

厚生労働省がまとめている平成25年度の「介護労働の現状」によれば、「教育・研修計画を立てている」と答えた企業は、非正規職員・正規職員ともに60%を超えており、人材育成に力を入れていると言えます。
また、就職した際に研修の場を設けることで基礎知識を増やし、職場での介護士としてのスタートをしやすくしているところが多いとも言われています。

このように、介護業界では人材育成に積極的に取り組んでいるところが多いので、キャリアアップや学びたいと思う方にはぴったりの業界なのではないでしょうか。未経験からはじめても、資格取得に取り組んでいくことができます。なかには、資格の習得に関して金銭面でもサポートをしてくれるところもあるようです。

引用元:厚生労働省│介護労働の現状[PDF]

無資格・無経験でも介護の仕事はできる

介護の仕事には、資格や経験がなくても行える業務があります。当然ながら医療行為や訪問介護の仕事、介護福祉士を名乗るなどの行為は禁じられています。しかし以前は医療行為とみなされていたものの、現在では容認されている業務もあるのです。

無資格・無経験でもできる介護の仕事は、検温や自動血圧測定器での血圧測定、湿布を貼る、軟膏を塗る(褥瘡処置以外)、パルスオキシメーターの装着、カテーテルの準備、体位保持(導尿)、座薬挿入、点眼薬の点眼などです。ちょっとした切り傷やすり傷、やけどなどの処置も可能です。さらに技術講習を受けることで、「痰の吸引」「経管栄養」の行為を行えるようになります。

また就職してから介護職として活躍するのに必要な資格を取得することも可能です。

未経験者の正社員採用は狭き門

介護職は未経験で始めたとしても、施設内で実績を積み重ねることで、充分正社員を狙えます。しかし、未経験者が最初から正社員として採用されるケースは稀です。

求人内容に「未経験者歓迎」と書かれている場合もありますが、雇用形態を見ると「パート」や「アルバイト」とされていることがほとんどです。正社員を募集している求人案内には、「介護職員初任者研修」などの資格を必須条件としている事業所が多く、無資格・無経験の枠を用意している施設は少ないのが現状。

とはいえ求人数は少ないですが、未経験者を募集している施設も存在します。意欲のある方は、ぜひチャレンジしてみましょう。

未経験の場合の給料は月18万円前後(総支給)

厚生労働省の「平成27年度介護従事者処遇状況等調査結果」を参考にすると、資格を持っていない介護職員の全体での平均給与は、月25.3万円程度です。介護職員処遇改善加算の届出を行っている事業所別にみた平均給与は、以下の通りです。

  • 介護老人福祉施設…27.0万円程度
  • 介護老人保健施設…26.1万円程度
  • 介護療養型医療施設…23.8万円程度
  • 訪問介護事業所では…24.4万円程度
  • 通所介護事業所では…24.6万円程度
  • 認知症対応型共同生活介護事業所…23.1万円程度

なお、調査した中には介護経験者も当然ながら含まれています。未経験者より経験者の給料の方がかなり高いため、平均額が引き上げられており、実態とは違う部分もあるようです。

未経験で働く場合の給料の目安として、地域によっても差がありますが、月18万円前後、時給800円〜1000円程度と考えておくと良いでしょう。

引用元:厚生労働省│平成27年度介護従事者処遇状況等調査結果[PDF]

60代でも現場でバリバリ働ける介護職

仕事を続ける意欲と体力に自信があれば、60歳以上でも介護職員として働き続けることは可能です。

介護の現場では、60代でも常勤で働く方がたくさんいらっしゃいます。70代の職員の方が、送迎時の運転手として働いている場合も。需要が高く業務内容も多岐に渡るため、自分の都合・ライフスタイルと合わせて仕事を選びやすいのが、介護職のメリットです。そのため何歳まで働けるのかと不安に思う必要はないでしょう。

ただ、介護の仕事で若くして腰痛持ちになるケースもあります。体への負担が少なくなるよう、介護の技術を十分学ぶことも大切です。

介護の仕事の辛さは人それぞれ

介護の仕事は、一般に「きつい、汚い、危険」が揃った“3K”だと言われています。介護職員として従事している方の中には、「介護はきつい仕事」と感じている方も多いようです。

介護職員として働く上で、多くの方がネックに感じているのは「夜勤」です。夜勤には変形労働時間制が採用されるため、1日2交代で16時間以上の夜勤時間を設けている施設もあります。夜勤は1ヶ月に4〜5回、施設によっては7〜8回としているところもあるため、入職前に夜勤時間をチェックすることを忘れずに。

そのほか、利用者の介護や、給料の低さ、職場の人間関係など、人によって「きつい」と感じる部分はさまざまです。そのため求職時に、自分にとって何が「辛い」のかを確認しておく必要があります。

また夜勤がない職場や介護度の低い利用者が多い施設などに入職するという方法もあります。

未経験者には介護の研修が整っている施設がおすすめ

未経験の介護職員に対して、介護についての知識や技術を指導してくれる、研修を設けている施設はたくさんあります。なかには「介護職員初任者研修」などの資格取得を積極的に支援してくれる施設も。しかし、数ある施設の中には、ほとんど指導を行わず、夜勤時に利用者のおむつ交換などを任せる施設も存在します。

可能であれば入職前に職場を見学するなど、職場の状況を自分で見極める必要があるでしょう。

未経験者に対する
元気村グループ(翔裕園)の取り組み

研修の充実で有名な社会福祉法人元気村グループ。その理事長を務める神成裕介氏に、未経験者への対応に関する元気村グループの取り組みを聞いてみました。

sponsored by社会福祉法人
元気村グループ(翔裕園)
研修動画を誰もがいつでも見られる環境を整えている
神成裕介
神成裕介
(理事長)

異業種からの転職でも安心して働けるような仕組みを取り入れています。元気村のグループ内に介護福祉士養成学校があり、それがあるからこそできる研修もございます。
研修担当者を集めて研修を行ない(動画で撮影)、現場にもどって実際に研修をしてもらい、その研修を全員受けたかをしっかりとチェック。撮影した動画はe-learningを活用し、リハビリの体操や車いすへの移乗の方法などを誰もがいつでも見られる環境整備を整えつつ、外国籍の職員のために字幕にも対応。国籍を越えて、品質の高いサービス提供ができる体制を整えています。 元気村グループ(翔裕園)について
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雇用形態別の働き方

介護職の雇用形態は、大きく分けて「正社員」「契約社員」「派遣社員」「パート・アルバイト」の4種類があります。以下、それぞれ詳しく見ていきましょう。

正社員

引く手あまたの介護職。有資格者はもとより、無資格者であっても、正社員の募集を行っている事業者は数多くあります。

一般に正社員になるメリットは、他の雇用形態に比べて給与が高くなるという点。昇給や賞与、退職金などに加え、通常は社会保険が完備されているため、実質的な給与は額面よりもやや高くなります。 また、能力や経験に応じてリーダー職や施設長、本部業務などへのキャリアアップを図れる点も、正社員ならではのメリットと考えて良いでしょう。

なお、福祉施設における正社員の勤務形態は、一般にシフト制です。夜勤が入る可能性があることも了承して応募しましょう。

契約社員

契約社員における「契約」とは、労働期間の契約のこと。1年単位、3年単位、5年単位など、期間を決めて就業する形態の社員のことを、契約社員と言います。

契約社員のメリットは、契約した期間を必ず働くことができるということ。事業所の都合によって一方的に契約を解除することは、原則としてできません。また事業所の中には、契約社員から正社員への登用制度を設けているところもあります。

なお、非常勤の契約社員は日給制や時給制であることが多いのに対し、常勤の契約社員は月給制であることが大半。加えて、常勤の契約社員には社会保険が付くことが一般的です。

派遣社員

派遣社員とは、登録した派遣会社を通じて勤務する社員のこと。契約上は事業所の社員ではなく、派遣会社の社員という扱いになります。

派遣社員には、大きく分けて「無期雇用派遣」と「有期雇用派遣」の2種類があります。「無期雇用派遣」とは、期間を決めずに働くことができる契約で、「有期雇用派遣」とは最長3年を期間に働くことができる契約です。

なお事業所の中には、有能な派遣社員を正社員に登用する制度を設けているところもあります。

パート・アルバイト

パート・アルバイトとは、労働者の都合によって勤務日数や勤務時間を選ぶことができる働き方のこと。フルタイムでの雇用形態とは異なるため、通常、給与は時給制となります。

パート・アルバイトの最大のメリットは、事業所によって働き方を強制されない点。自分のライフスタイルを優先して勤務時間を決めることができるため、20年、30年と長期にわたって同じ事業所で働き続ける人もいるようです。

介護業界で応募先を探すときのポイント

介護業界に関わらず、すべての業界において応募先を探すときのポイントとなるのが「自分が望む待遇が用意されているかどうか」という点。よって多くの人は、第一に、事業所が提示する給与額に注目することでしょう。

確かに待遇の良さは、応募先を選ぶにあたり非常に大事な要素です。ただし、待遇面のみに注目して応募先を選ぶと、就業してから仕事が長続きしない等、さまざまな問題に直面する恐れがあります。待遇とあわせて、しっかりと事業者の中身を見たうえで応募先を決めるようにしましょう。

優良事業者と劣悪事業者の二極化

公益財団法人介護労働安定センターの調査によると、全国の介護施設の約46.6%において、職員の離職率が10%未満。離職率10%未満であれば、優良事業者と考えて良いでしょう。

その一方で、全国の介護施設の20.9%において、職員の離職率が30%以上という数字も発表されています。離職率30%以上という職場は、一般的に考えて、やや異常。労働条件が劣悪であると推測されます(※)。

介護職員に長く働いてもらうために努力している事業者と、ほとんど手を打てずにいる事業者とが二極化している、という実態が浮き彫りとなる数字です。

(※)参照元:公益財団法人介護労働安定センター公式HP[PDF]:http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/h27_chousa_kekka.pdf

優良事業者を選ぶためのポイント

上記の数字からも分かるとおり、待遇のみを基準に応募先を選んだ場合、劣悪な労働を強いられる可能性があります。待遇だけではなく、しっかりと事業者の中身を見比べて優良事業者を選ぶようにしましょう。優良事業者を見極めるためのポイントをご紹介します。

人材育成に熱心かどうか

優良事業者は、一般に人材育成に熱心です。職員がキャリアアップを目指せるシステム(研修プログラムなど)を備えているかどうかも、応募前にきちんと確認しておきましょう。

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常に「改善」の意識を持っているかどうか

いかに立派な事業者であれ、常に何らかの小さな問題は抱えているものです。それら小さな問題の解決を図るよう努力している事業者かどうか、自分の目で確認しましょう。現役の職員にインタビューしてみても良いかも知れません。

元気村グループの職員にインタビューしてみました

理念が明確かどうか

理念とは、いわば目標のこと。「地域ナンバーワンの手厚い介護を行う」など、事業者が掲げる永遠の目標のことを理念と言います。理念だけが空虚に飾られるのではなく、理念を実現させるための具体的な行動が伴っているかどうかも大事なポイントです。

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将来のビジョンが具体的かどうか

5年後、10年後など、近未来における具体的なビジョンを持っているかどうかも大きなポイント。数字で表すことができるくらい具体的なビジョンであれば、とても理想的です。自分が共感できるビジョンであるかどうかも、しっかりと見極めるようにしてください。

介護職の求人を探す一般的な方法

介護職の求人は、さまざまな媒体に掲載されています。以下、それら媒体の中から、代表的な「ハローワーク」「新聞広告」「求人情報誌・サイト」の特徴を解説します。

ハローワーク

ハローワークとは、厚生労働省が運営する就職支援・雇用促進のための施設。お住まいの地域を管轄するハローワークが設けられ、エリアの方々に様々な業種・職種の求人情報を公開しています。

ハローワークの利用料は一切無料。利用者が希望すれば、専門の担当者が丁寧に転職相談に応じます。ぜひ有効に活用していきましょう。

インターネットからハローワークの公式HPにアクセスすれば、自宅にいながらにして求人情報検索も可能です。

新聞の求人広告

新聞の求人欄や折り込み広告の中に、介護職の求人が掲載されていることがあります。特に折り込み広告の場合は、地域に密着した情報が掲載されているので重宝されるでしょう。

求人情報誌や求人サイト

求人情報誌や求人サイトでも介護職の仕事を探すことができます。求人サイトの中には、介護職に特化した情報を扱っているところもあるので、随時チェックしておきましょう。

以上の3つの媒体が、介護職の求人を探すときの基本的なルートです。

なお、当サイトでも、サイト監修をしていただいている「社会福祉法人元気村グループ(翔裕園)」の求人をご紹介しています。グループ内に介護福祉士養成学校を設けているなど、「元気村」は社員のキャリアアップに熱心な介護施設です。関心のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

応募時に注意すること

求人に応募する際の注意点として、「履歴書」「職務経歴書」「志望動機・自己PR」の注意点・ポイントを押さえておきましょう。

履歴書を書くときの注意点

手書きで丁寧に書く

過去に作成した履歴書をコピーするのではなく、新たな履歴書を、手書きで丁寧に作り直しましょう。誤字脱字にも注意してください。

転職のアピールとなる材料を書く

介護職の経験者は、過去の介護職の経歴を漏れなく記入しましょう。未経験者の場合は、転職のアピールとなる情報(正社員やリーダーを経験していた、等)を、きちんと記入してください。不利な情報(1ヶ月で退職した、等)を進んで書く必要はありません。

ゴチャゴチャさせ過ぎない

履歴書は、言わば応募者の過去の「概略」です。具体的なことは「職務経歴書」や面接で伝えることになるため、見やすさを重視し、あまりゴチャゴチャとした履歴書にならないよう注意してください。

職務経歴書を書くときの注意点

具体性を意識して書く

過去の勤務先の具体名、業種、職種、職位、仕事内容などを具体的に記載します。数字などを伴って、客観的な視点で自身の過去を紹介することが大事です。 また、過去に研修やセミナーを受けたことがある方は、その経験についても記載しておくと良いでしょう。

大事な情報を漏れなく記載する

介護職は、単に利用者の身体・生活介助を行なう仕事ではありません。トータルな視点での思考・行動が求められる総合的な仕事です。

よって、ご自身の過去の経歴について「この経歴は介護に関係ないだろう」と自己判断して割愛したりせず、過去に経験した大事な情報を漏れなく記載するようにしましょう。

志望動機・自己PRのポイント

求人の特徴と自分のスキルを一致させる

まずは求人の特徴や施設の特徴をまとめます。そのうえで、自分の過去の経験やスキルを挙げ、いかに当求人と自分が一致しているか、という点を意識して話を進めましょう。

また、単純に「やる気」や「熱意」をアピールすることも、とても大事なポイントです。

面接を受けるときの注意点

面接を受けるときには、以下の点に注意しましょう。

面接にふさわしい服装をする

男性の場合は、スーツ着用が原則です。施設から「私服でOK」と言われても、スーツを着用していったほうが無難でしょう。

女性の場合は、スーツでもスーツ以外でも構いません。ただしスーツ以外の服装を選ぶ場合には「スーツ姿の男性の横に居ても不自然ではない服装」を意識しましょう。

面接で聞かれそうなポイントを整理しておく

志望動機や過去の経歴など、すでに履歴書や職務経歴書に記載していることを、改めて尋ねられる場合があります。それぞれ、口頭で具体的に応えられるよう準備しておきましょう。

志望動機の伝え方に注意する

「介護職に関心がある」ではなく、「御社の介護職に関心がある」というスタンスで伝えます。他社との違いを、事前にしっかりと調べておいてください。

前職の退職理由の伝え方に注意する

転職理由を尋ねられた際、前職場を否定的に語ることはNGです。前職場で学んだことを肯定的に説明し、なおかつ、より自分が成長できる環境を求めて退職・転職を決意した、という流れで語りましょう。

フロアを見学するときの注意点

面接の際、ぜひフロア見学をお願いしてみましょう。

見学の際には、具体的な設備などをチェックするのではなく、実際に働いている介護職員の様子をよく観察します。明るく前向きに働いている様子があるかどうかを、五感を駆使してしっかりとチェックしましょう。

未経験から介護職に転職した方々の体験談

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前職は営業だったので、人とのコミュニケーションには慣れていました。そんなスキルが、介護の現場ではとても役に立っていますね。介護のベースは利用者とのコミュニケーションですからね。

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初めての介護業界なので、まずは研修制度がしっかりした施設を選ぶように意識しました。最初でつまずいてしまうと、後々に影響が出てきますからね。自分を育ててくれる施設を、焦らずにしっかりと探すことが大切だと思います。

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未経験者ということで入社直後はとても不安だったのですが、意外にも、私と同じように未経験者が多い業界でした。みんなとともに切磋琢磨しながら、着実にスキルを磨いています。

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まだ介護現場に入ったばかりですが、3年経ったら介護福祉士の資格を取り、施設には欠かせない人材に成長していきたいです。自分次第で確実にステップアップできる業界なので、やりがいがありますね。