行動援護従業者養成研修

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もくじ

このページでは、行動援護従業者養成研修についてのメリットや受験資格・難易度、資格取得後にできる行為などを紹介しています。

行動援護従業者養成研修とは

行動援護とは、知的・精神障がいを持っていて日常的に介助が必要な方に対し、危険回避のための援護や外出時の移動などの介護サービスを行うことです。研修で得た知識・技術を活かすことで、外出前に道順や行動などを教えて外出時のふさわしくない行動を予防する、行動障害を起こした時に適切に対処する、食事や排泄の介助を行う、などの援護が可能です。

行動援護従事者養成研修は2021年4月1日から必須の資格です(※)。行動援護従事者として介護の仕事に就きたい方は、出来るだけ早いうちに受講することをおすすめします。

(※)参照元:anispi Holdings(https://anispi.co.jp/tips/jobseeker/behavioral-support-employees/)

行動援護従業者養成研修を受講するメリット

行動援護従業者養成研修の資格を取得することで、厚生労働省が定める行動援護における「特定事業所加算」の配置要件に該当します。当然、多くの施設ではこの資格を持つ人材を採用したいと考えるため、就職・転職に有利に。事業所によっては、手当が支給される場合もあります。

研修は実践的な内容で構成されているので、介護ヘルパーやサービス提供責任者としてスキルアップに繋がる点でも魅力的です。

行動援護従業者養成研修を終えるとなにができる?

行動援護従業者養成研修を修了すると、通所・入所系障がい者支援施設や障がい者グループホーム、訪問介護事業所などで行動援護サービスに従事できます。外出時だけでなく日常生活におけるさまざまな場面で、支援が必要な方のサポートが可能に。また障がい者本人だけでなく家族の心理についても理解を深められます。

行動援護従業者養成研修の受講資格

受講に必要な資格は、特にありません。実務経験にかかわらず受講できます。

行動援護従業者養成研修は、都道府県あるいは都道府県が指定しているスクールにて行われます。研修期間は3〜4日程度。ただし研修終了後に行動援護従業者として認められるには、1年以上の実務経験が必要です。

都道府県によっては、行動援護従業者養成研修を行っていない地域も。その場合は「強度行動障害支援者養成研修」を受講することになります。行動援護従業者養成研修の実施の有無は、各都道府県に問い合わせて確認してください。

行動援護従業者養成研修の難易度

資格取得に際して試験は設けられていないため、研修終了後、修了証明書が授与されます。

研修カリキュラムは、講義と演習の2種類。難易度はそれほど高くなく、介護職の経験が浅い方でも挑戦しやすい内容です。

講義では、強度行動障害についての制度や支援技術における基礎的な知識、強度行動障害を持つ方の基本的な理解、強度行動障害を持つ方に対するチームでの支援方法などについて学びます。演習では、基本的な情報収集と記録などの共有や高度障害がある者の固有のコミュニケーションの理解、障害特性の理解とアセスメントなどを行います。